水系硬質ウレタン
投稿日 : 2012-11-15
今回は塗床材の『水系硬質ウレタン』についてです。
この材料、大きく分けると平滑工法と防滑工法があり、平滑工法は各種工場・倉庫などのドライ環境に、防滑工法は食品工場を中心とするウェット環境に多く採用されています。
今回は『防滑工法』について書きたいと思います。
この商品の特徴は様々ありますが、最大の特徴は次の3つです。
①:耐熱水性・・・120℃の熱水・蒸気洗浄に耐えます。
②:耐衝撃性・・・重量物が走行してもびくともしません。
③:環境性 ・・・水系の材料のため臭いも少なく環境に優しい材料です。
新築工事から改修工事まで対応可能な、今現在の塗床材の中では最も優れていると言っても過言では無い位、万能な商品です。しかし、良い所ばかりでは無く当然欠点もあります。それは施工が難しいという点です。この材料、とても硬く重い材質のため塗り拡げるのがとても大変です。従って慣れていない方が施工すると凸凹が激しかったり、美観性に優れていない床になってしまうケースが多い様です。そこで弊社では施工性・仕上がり性・効率性等を重視し、ボックススクリードを採用しています。施工風景はこんな感じです。↓
①:ボックススクリードにて材料を敷き均す。
②:敷き均された材料を金鏝にて押える。
③:砂骨ローラーを転がし樹脂分を浮かせながら鏝スジを消す。
④:完成
ボックススクリードを使用することにより、素早く材料を均一に敷き均す事が出来る為、ムラの少ない仕上がりを実現できます。
また、硬化促進剤を使用する事により、塗り付け後およそ4時間後には歩行可能な為、夕方から下地処理を行い夜中の12時、1時頃に塗り付けが完了できれば翌朝には使用可能です。改修工事をお考えの方、是非ご連絡下さい!